パッチテストは予約制です。一度、診察を受けていただいてから、予約を取っていただきます。
パッチテストとは、かぶれ(接触皮膚炎)の原因を探すために、原因と考えられるもの(化粧品・毛染め・日用品・薬など)を専用のテープに塗って2日間背中や二の腕の内側に貼って、かぶれの原因をつきとめる検査です。
貼る日、2日目、3日目、調べるものによっては1週間目、と病院に通わなければならないのと、2日間はテープを貼った場所をぬらしてはいけないのが少し手間ですが、原因がクリアにわかるので非常に好評の検査方法です。(汗を多くかく夏にはできません。)
当院では、ジャパニーズスタンダードアレルゲン、金属製剤(チタン、アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、クロム、ニッケル、亜鉛、金、銅、水銀、モリブデン、ガリウム、マグネシウム、ニオビウム、ルテニウム、タン タル、バナジウム、ジルコニウム)を取りそろえております。
強いステロイドを塗ってもよくならない「湿疹」の原因の検査として、血液検査(特殊な病気が隠れていないか、必須ミネラル・ビタミンが欠乏していないか診断する)、病理組織検査(皮膚を手術で採取し、顕微鏡で特殊な病気ではないか診断する)のほかに、パッチテストがあります。
この場合、「ジャパニーズスタンダードアレルゲン」という、日本皮膚免疫アレルギー学会が推奨する代表的なアレルゲン(アレルギーの原因となりやすい物質)のパッチテストを行います。
日常的に、あるいは仕事で使っている物質が原因であったことが判明するケースもあり、原因不明の「湿疹」の原因検索の一環として非常に役に立つ検査です。
特に、掌蹠膿疱症、汗疱、内因性アトピー性皮膚炎、扁平苔癬などの疾患では、金属アレルギー検査を積極的に行う必要があります。
歯科治療で金属を使う予定の方、電気(ニードル)脱毛で金属製の針を使う予定の方は、あらかじめ金属アレルギーをパッチテストで調べておくと、トラブルを未然に防げます。
当院でこれからピアスをあける方は、ファーストピアスはチタン製なのでアレル ギーの心配はほとんどありません。しかし、チタン製ピアス以外を今後着ける可能性のある方は、ピアスの金属アレルギーのトラブルを未然に防ぐために、あらかじめ金属アレルギーをパッチテストで調べておくとよいでしょう。
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アトピー性皮膚炎、薄毛、ケミカルピーリングやピアスなら、シャルムクリニックへ。