単純ヘルペスウイルスの初感染、再感染、再発(初感染後、体に潜んでいたウイルスが、再活性化して症状が現れた場合)により、皮膚や粘膜、特に、口唇・まぶた・鼻・性器などに小水疱が多発します。
再発は、風邪・疲労などで全身の免疫機能が低下した場合、紫外線照射・レーザー照射などで局所の免疫機能が低下した場合などに生じやすく、また、コントロール不良のアトピー性皮膚炎などでは、カポジ水痘様発疹症といって、広範囲にヘルペスが生じることがあります。
接触皮膚炎・にきび・薬疹などとの鑑別が必要となることがあり、診断確定のため、当院では細胞診(その場でGiemsa染色を実施し、ウイルス感染細胞を顕微鏡で観察する)を行うことができます。
基本的には抗ウイルス剤内服により治療します。頻繁に再発を繰り返す場合は、再発抑制療法(少量の抗ウイルス剤内服を長期間継続する)を行うこともあります。
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アトピー性皮膚炎、薄毛、ケミカルピーリングやピアスなら、シャルムクリニックへ。