白癬菌による感染症で、みずむし(足白癬)、たむし(股部白癬)、爪白癬、手白癬、体部白癬、顔面白癬、頭部白癬などがあります。
大切なことは、白癬菌を顕微鏡検査あるいは培養検査で検出できない場合は、抗真菌剤による治療をしてはいけない、ということです。「みずむし」と思って自己診断している人の1/3が、実際には足白癬ではなかった、というデータもあり、皮膚科専門医による顕微鏡検査が最も診断に有用であり、必須となるものです。
爪白癬ではなく加齢性の爪の変化なのに、非皮膚科専門医による「爪白癬」との誤診のもと、延々と抗真菌剤を飲み続けているケースをしばしば経験しますが、このようなことがないように、白癬を疑った場合は一度は皮膚科専門医の診察を受けましょう。
一般的には抗真菌剤外用にて治療します。"みずむしは治らない"と考えている方が多いですが、治ります。
しかし再感染しやすいので、治ったあとも予防的に定期的に外用をするのも有効です。
爪白癬・手白癬・顔面白癬・頭部白癬・広範囲の体部白癬などでは抗真菌剤内服が必要となることがあります。
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