エクソソームは幹細胞から分泌される物質で、抗炎症と組織の修復作用をもたらすことから、脳卒中、肝硬変、がん、リンパ浮腫、関節疾患といった様々な疾患の治療への応用が検討されています。
エクソソーム点滴は、このエクソソームを全身に届けて、血管の若返りと血管新生を促し、身体と脳のパフォーマンスを最大限に引き出します。
エクソソームは単一の成分ではなく、その由来の細胞や培養条件により、異なる性質を持つことが分かっており、ターゲットとする働きを明確にする必要があります。
幹細胞から放出されたエクソソームは、マクロファージという免疫細胞に働きかけ、その性質を変更します。
マクロファージには、炎症性のM1と抗炎症性の M2というタイプがあり、この性質をエクソソームが切り替えることができます。
たとえば老年者の皮膚組織は炎症性のM1になっており、逆に若年者の皮膚 組織はM2が優位になっていることが分かっています。
全身の組織、臓器でも 炎症の回復が間に合わず炎症が慢性化して組織の老化や肺、脳、心臓、肝 臓、腎臓など加齢性の疾患の原因になっています。
M2Pとは、マクロファージ の性質をM1からM2に切り替える作用を言います。M2P活性の高いエクソソームは、このようにマクロファージの性質を抗炎症作用に切り替える ことにより、全身の組織を細胞レベルで若返らせるように作用します。
このようなM2P活性の高いエクソソームは、若い幹細胞から得られます。
若いといってもこれは細胞の性質の話で、若いドナーから得られた幹細胞 でも若い細胞から老化細胞まで様々です。
老化幹細胞は、他の細胞に影響し、老化させますから、細胞の培養に際してはこれら老化細胞を取り除く必要があります。
エクソソームを抽出する元の細胞になる幹細胞は、若くて健康なドナーから得られた幹細胞から選ばれますが、その中でも約 5000個に一つの割合で存在するいわばエリート幹細胞というものが存在します。
このエリート幹細胞は、細胞が2倍に増殖するスピードが通常 の細胞より非常に速く、培養を繰り返しても細胞老化が進みづらい性質があります。
M2Pエクソソームは、このエリート幹細胞のみを培養で増やし、特定の環境で得られるエクソソームを厳選したものです。
驚くことに老化細胞は、若い細胞に比べて約30倍多くのエクソソームを放出することが知られています。
治療に用いる際は、エクソソームとしてどれくらいの量が入っているかの確認はもちろん、その性質がどのようなエクソソームなのかも気に留める必要があります。
一般の培養幹細胞には老化細胞も含まれていますから、培養を繰り返すたびに細胞集団も老化が進んできます。
そのような 老化幹細胞の集団から得られたエクソソームは、組織をM1優位、つまり炎症の方向へ導く可能性もあるので、単純にエクソソームは数が多ければ良いというわけではありません。
若いエリート集団の培養から分泌されるエクソソームは、一般の培養から得られるエクソソーム量より少なく貴重ですが、これらのみを1バイアルあたり50億個含有するのが当院のM2Pエクソソームです。
点滴では1回2V〜4Vの使用を推奨します。
・アレルギー
・内出血
通常価格 | |
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1V | 55,000円 |
2V | 88,000円 |
4V | 154,000円 |
6V | 224,400円 |
8V | 264,000円 |
12V | 363,000円 |
24V | 660,000円 |
※自由診療初診料3,300円、自由診療再診料無料
※コースの有効期限は3年
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