耳介変形には様々な形態があります。先天性のもののなかには、立ち耳、コップ耳(カップ耳)、スタール耳、袋耳、埋没耳等その形態によって様々な呼称があります。埋没耳やコップ耳(立ち耳)などは、めがねがかけられないなどの日常生活に支障をきたす場合があります。そのような場合には保険適応で治療が可能です。
耳の状態や変形具合によって、様々な治療方法があります。埋没耳の場合は、上耳介筋という筋肉の付着異常が原因のため、それを剥離したり、また耳介上部の皮膚の裏打ちを皮弁で移動してきたりします。スタール耳の場合は第3脚という耳介軟骨によって引き起こされる耳介変形であるため、症状に合わせて、手術により耳介軟骨の変形を矯正し、固定します。手術は大人の場合、局所麻酔で行い、手術時間は症例にもよりますが片側30分~1時間程度になります。手術はほとんどの場合、耳の裏側より切開をしますので、目につく位置に傷痕がくることはありません。通常は日帰り手術となりますが、変形が重度な場合や、小児の場合は入院が必要となることがありますので、その際は関連施設をご紹介させて頂きます。
自身の地元でもある松戸で、毎日の診療を積み重ねていく中で、自分の理想とする「保険診療から自由診療まで幅広いニーズに応え、地域の皆さまに喜んでいただける医療」を実践し、皆さまの信頼を得られるよう努力していく所存です。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 日本レーザー医学会認定レーザー専門医
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