立ち耳は、お顔に対して耳が横に張り出した状態です。正面からみると耳が大きく見えるのが特徴です。これは「対耳輪」という耳の軟骨の折れ曲がり弱く、耳を頭側へ寝かせる力が働かないために、耳が前を向いてしまう症状です。これらが原因で、めがねがかけられないなどの日常生活に支障をきたす場合には保険適応で治療が可能です。
耳の状態や変形具合によって、様々な治療方法があります。
例えば、立ち耳と言われている耳介の変形(奇形)は、耳介の対耳輪が消失してカップ状になっているために前方へ立っている状態です。
手術方法としては、耳の裏側より切開して耳介軟骨の後面を剥離します。耳介軟骨に3~4針ほど縫合糸をかけて軟骨を矯正し、対耳輪の突出形態を形成します。これにより耳介全体が後方へ倒れます。手術は局所麻酔で行い、手術時間は片側約45分程度になります。
これらのほかにも、耳の状態や変形具合によって様々な方法があります。通常は日帰り手術となりますが、変形が重度な場合や、小児の場合は入院が必要となることがありますので、その際は関連施設をご紹介させて頂きます。
手術のリスク・副作用
創部感染症、術後疼痛、内出血、腫れ、瘢痕、効果不十分、再発等
費用
保険診療点数に準じる
自身の地元でもある松戸で、毎日の診療を積み重ねていく中で、自分の理想とする「保険診療から自由診療まで幅広いニーズに応え、地域の皆さまに喜んでいただける医療」を実践し、皆さまの信頼を得られるよう努力していく所存です。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 日本レーザー医学会認定レーザー専門医
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